写真はモノノケなど。ここのところ、毎日*1ゴロンと這いつくばって描いています。
東北や関東甲信越には魅力的なモノノケがたくさんいます。山のなかに突然、デーンと建っている立派な屋敷。マヨイガなどと言われ、そこにある品物をひとつ持ちかえれば、幸が来るそうです。
私の大好きな亀とよく似た河童*2の伝説?があるのは全国区ですが、私にとっては東北というイメージが強いです。小川芋銭芥川龍之介の絵…かっぱ寿司のカータくん。魅力的な河童いっぱいいます。
河童好きが高じて、学生時分に『キャラクターを考え、そのキャラクターを使い、さまざまなグッズを作る』という課題に、河童と蛙を考えたほどです。
話は戻って、マヨイガといい河童といい、遠野物語の影響が強いです。
私は小学校4年生くらいから読書量が一気に増えました。ある日、突然物語に目覚めたとか、開眼したとか、勉強するぞ!と発奮したとか、劇的なことはなにもなく、ひとえに体力がついてそれなりの量の読書ができる状態になったということだけの話です。
遠野物語は私にとって広い世界をみせてくれた、親しい友達にほかなりませんでした。何度も読み返したり、好きな部分だけを拾って読んだり。たしか岩波文庫版だったと思いますが、なんだか本の文字もやたら小さいし、むつかしい言葉づかいで、読んでいるうちに製本がへたってきてバラバラになりましたが、すべてがその魅力を増すばかりでした。

*1:腰があれなので

*2:河童は亀もですが、猿などと結び付けることもあるのは、多くの方がご存じかとおもいます。