ばりばり

たいへん久しぶりに染め物をしました。久々の☆バリバリむかめ工房☆*1モノ作り*2です。
振返ってみると、おおよそ2ヶ月振りに染めました。………え?たったの2ヶ月だったの…………なーんだ。半年以上空いていると思ってた。拍子抜けです。いくら「たったの2ヶ月」とか大きなことを言っても、2ヶ月空けば感覚は鈍りまくりでしょう。ですので感覚を取り戻すのと、腰の状態も不安なので少ししか染めなかったけれど、版画とは違う楽しさと難しさがあります。やっぱり。版画では使わないようなパッとした色を使いまくっているので、春先のような気持ちになりました。そして版画とは違う部位が疲れました。疲れてみてわかるけれど、体の使っているところと力加減が微妙に違う。
そろそろ新しい絵柄を考えたいなぁ〜〜モノノケで。せっせと考えだしました。
正確には『つぎに作るグッズは☆ヘビ☆しかあるまい』と思っていて、ヘビならモノノケというか、俵藤太のムカデ退治てぬぐいのように、物語に沿ったものを作りたいのう…なのです。いやいや、やっぱり。やっぱり単純にヘビが作りたいんだけれども。ここは誤摩化してもバレると思う。ムカデは完全にお客さまにバレてますもん。ヘビも確実にバレる自信があります。リアルなのも作りたいし、変色個体や幼体と成体とか、アップと全身とか……夢だけは語れます。
八岐大蛇(龍ではなくヘビで)。道成寺小栗判官にも深泥池の蛇*3が出てきますね。土佐物語にもあった。いやいや、蛇が出てくる物語や信仰の対象になっている話は日本にかぎらず大変多いから…長ーい蛇のようにゾロゾロといくらでも思い浮かびます。
カメ繋がりだと玄武がありますが、玄武は時代によって捉え方や考え方が随分と違い、意匠も違います。私は蛇と亀が完全に分離しているものと、蛇と亀の顔が向合っている時代のものが好きです。フォルムはシャープな時代のものがいいですね。
蛇や亀ということではなく「玄武」の在り方に一時期「ちょうハマって」、青銅器やら壁画やらなんやらかんやらを探し求めて色んなところに足を運んだことがありました。本当に楽しいものです。その時代のものを実際に見るというのは。
私のなかには生物のヘビと、さまざまな時代や場所で人々が思い描いた蛇がいっぱい詰まってる☆あ〜私が感じる蛇も作りたーい。

*1:ご存知の方も少しはおられるかな?と思うのだけれど、版画は『☆別館☆むかめ工房』……本名でやっているのです。版画に重心が偏る時間が増えてきて、とってもややこしいです。ご迷惑をおかけしております。

*2:委託等で出品は続いていたので、そっちは地味に活動中でございました。

*3:いいですよねぇ。小栗判官の蛇は。どれほどに魅力的だったんだろう……と思ってしまいます。