年に一度

年に一度の見目麗しい君に会う。思わず笑うような、ため息が出るような。

年に一度…ということは割に多い。季節や節句を生きているから、当然と言えば当然だけれど、それ以上にそれらを見ることができる機会に恵まれているのだと実感する。

私の家は節句を生きる生活はしていないと思う。庭と食材は季節で移動すれど、自らお飾りをすることはとんとなくなったように感じている。自らお飾りをしなくなればなるほど、外にそれを求めるようになっているし、見ることのできる場所に出かけているようにも感じる。昔はあまりに身近にありすぎて、外に目は向かなかったような気もするし、昔から外にも興味があった気もする。

節句や節気の話は楽しい。飽きない。発見があり。驚きもある。