おひさしぶり

久しぶりにお会いした先生は相変わらず(かなり)破天荒で、先生とは関係なく懐かしい気持ちになる。小さかった頃を思い出す。

そして話しをしていてひとつ気づいたことがあった。スッと救われる気持ちと、人の心が持つどうしようもなさのようなもの。

大笑いしたり、びっくりしたり、関心したり、気の毒に思ったり。先生の口から様々な形で「こわいやん」という言葉が出てきて、時に笑え、つくづく信用できる人だとも感じる。

ある症例の話になり、違う症例の話を繋げて合点がいったり、ある病院が導入したスーパーマシンの話になったり、話題はあちこちに飛んだけれど話していることは終始一貫していて「こわい」「疑う余地なく、すぐ気付く」そして枝葉だった。そしてそこにはずっと尊敬のようなものが潜んでいたように感じ、自分の中で腑に落ちるような、合点のいくような。