蜘蛛よありがとう

私が家(庭含む)で「かんぺきに贔屓にしている」生物が2つあります。シダ植物とクモ。ちょう贔屓。クモにいたっては家の中で共存しているようなもので、「きみ、この家に住んでいる年数は私と同じだね」と思ってしまうような個体すらいます。暗闇で見かけるとビクッとし軽く恐怖を感じるほど大きいです。その個体あまりに馴染みすぎてクモの足先に触ってもユックリ移動するだけです……。そいつ(特大)を筆頭に大、中、小。さまざまにおります。
そして贔屓と反対に怯えまくっているのはムカデ。毎年梅雨になると屋内に侵入してくるムカデ…私は噛まれるとアレルギー症状が出てしまうので死活問題です。梅雨から夏にかけては治安が悪すぎる我が家なのでした。
しかし今年はまったくムカデを屋内で見かけません!(外では遭遇しています……)なんてラッキーなんだ☆けれど油断は禁物。という毎日を送っているのですが、なんと玄関入ってすぐのところで亡骸になっているムカデと遭遇したのでした。
「ひ、ひぃぃぃぃ、むかで」と跳びあがったのだけれど、よーく見ると蜘蛛の巣の餌食に…クモさんありがとう。クモの巣を作る種類はこういう形で狩りをし、作らない種類はシュピシュピ素早い動きで狩りをしているのでしょう。
今回ほどクモとの共存はやめられないな☆と思いました☆☆
と書きつつ、クモには懐かしい思い出があって、実家の面々にとってはトラウマになっているような思い出であり、人に話すと(たいていは)絶叫されるような内容。けど私はちっとも苦い思い出でもなければ絶叫もしないので(元々)クモがとっても好きなんだと思います。
クモのおかげで心おきなく木版画制作ができる〜〜☆と書きたいところだけれど、これだけはそういうことはなくて、うちのクモさんたちは我が道を歩んでいるので、和紙の上が気にいったら動かないのでした。