よその子が泣ける

銀四郎
きょうたまたま拝見したブログに、もうすぐ17歳になるわんさんのことが書かれていて、読んでいるうちにじわ〜んとしてしまいました。
べつだん悲観的なことや感謝の気持ちが綴られているわけではなく、内容はいたってふつう(ユーモア入り)なのだけど、そこがまた迫ってくるものがありました。
うちに同じような年齢の犬がいるからというわけではなく、昔からこういうのは感応してしまうほうで見ているだけでウルウルです。銀ちゃんを見ている時はまったく泣けることはないのだけれど…距離があるからこそ泣けるんでしょうか??
すこし違うけど、小さい頃は野生の王国(テレビ)を観ては毎度毎度なにかしら泣いていたような気がします。
いまは「じわ〜ん」とか「ウルウル」と書いていても涙を流しているわけではありません。しかし昔はちゃんと?涙を流していました。もうとてもテレビを見続けられる状態ではなく、台所の椅子の下にもぐりこみ、体育座りをして膝に額をあて、家族から隠れて(モチロンばれてますけど)シクシク泣いていたのでした。
赤ちゃんが生まれたのを見ては泣き、食べ物(獲物)を見つけたのを見ては泣き、眠っている姿を見ても泣き、たいへん忙しい子どもだったと思います。
今でも鮮明に覚えているのはヘビが鳥の巣と卵を見つけ、親鳥がいなくなったのを見定め忍び寄り、卵を丸飲みするシーンです。ヘビは草食動物じゃないし、そーいうのを食べないと生きてはいけなくて、でもヘビが食べる直前まで親鳥は卵を温めていました。この世に生まれた卵は孵化することなくヘビに食べられてしまいます。
なにかその全部が切ないような、やるせないような光景で、そういう事が(私が見るかぎり)淡々と当たり前にテレビを見ている今この時も(テレビとは違う鳥や卵やヘビが主人公となって。私のすぐ身近でも)行われ、私もその中の一員であるということにも泣けました。
そしてシクシクしながら『ヘビってどうしてあんなさけそうなくらいくちあけて、じぶんのからだがふくれて、かわがのびるくらいのおおきいもん、わざわざ食べんねん。もっとたべやすいもんあるやろう』とかも思うんです。
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