わたしにできること。ひとまず、なにかあった時、元気に動けること。
2週間前から腰が痛くて、いつもの*1ことだろうと思っていたけど、どうもいつもと違う、具合がよろしくない。原因をつきとめないと、困っている誰かに助けてと言わなければいえないことになるかも。そんな事態になる、ダメじゃ。
きょうは心ここにあらずでもできる、水張りをしました。
水張りというのは、紙をピンと伸ばすための処理です。紙に刷毛で水をひいて、いったんブヨブヨに伸ばします。それをテープで板などに貼り付けます。そのまま自然乾燥させると、紙から水分が抜ける時に紙が縮みます。テープで周囲をがっちり止めているので、紙はものすごい力で引っ張られて、ピーンと伸びるのでした。
水張りをしてから、額装すると、絵が数倍、良く見えます。
板に紙を張り付ける時、水分を含んだ紙は本当にブヨブヨ*2で、紙が大きく波打っていて、テープで固定するのも四苦八苦です。固定してもブヨブヨ。
せっかく時間をかけて作ったものを、こんな状態にしちゃって…取り返しがつかないんじゃないかって、心配になるくらいです。
でも、時間が経てば、かならず落ち着いてくれる。買ったばかりの紙に比べたら、こすれているところとか、折れがうっすら見えるところもあるけれど、落ち着いてくれます。いつも私は感動するくらいです。
水張りするのは5分もかかりません。でも、乾燥させるのに少なくとも丸一日。私は3日くらい待ちます。
水張りのように…ではないけれど、各地の困難、時間と共に落ち着いてほしい。

*1:大きいサイズの木版画の摺りに入って腰への負担が大きいことと、月に一度は腰痛に悩まされますです。

*2:雨などでぐっしょり濡れたノートとか、コピー用紙を想像していただければ、いいかな。意図的に濡らすので、もっともっとブヨブヨです。