大根の葉

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きのう木版画友達にもらった野菜を包んだり、使ったり、いろいろする。立派な大根の葉は(こちらも木版画友達に教えてもらって)刻んで茹でて冷凍した。そっかー、こうやって冷凍すればいいんだ!!

短時間ではあったけれど、野菜の受け取りの時に久しぶりに木版画友達に会えた。慌ただしく会って、慌ただしく別れたけれど、みんな元気なんだと知ることができて嬉しい。猫と長く暮らしていた人に猫のことを聞けたのも私には大きなことだった。

きょうは野菜を作って持ってきてくれた木版画友のおかげで出来た機会。いつも立派なお野菜を作って、葉っぱの一枚も無駄にしたくないと思う美味しさ。

野菜の処理をしながら、木版画仲間とは20年ほどになる付き合いなんだなぁと思う。もちろん誰にでもあるように20年の間にいろんなことがあって、ポツポツと浮かんでは消え浮かんでは消える。

野菜をくれた木版画友達は木版画を習い始めた時が一緒だった。日常で使うこともない言葉を唯一使える「同期」*1。とてもユニークな取り組み、表現をし、思わぬ着目点のある人で、ずっとずっと刺激を受けている。

ある時「わぁ、かっこいい。すごい作品」と思っていたら、そこからさらに展開して「そっか、ここを目指していたのか」と思う作品を作っていた。私なら確実にもっと手前で完成だった。そういう「わたしにとって」が違ったり、違うことを前向きに受け止め、そこから新たな考えが広がることは、つくづく気持ちがいいことのように感じる。

そしてその、いわく言いがたいものを美術は受け止めるのだと私は考えている。

*1:あえて使ってみたけれど、唯一使えても、もう使わないと思う