おでむかえ

写真はカメの「のんちゃん」です☆帰国して京都に行く途中で遭遇。カメさんがおでむかえ?とは縁起のよろしいことでした。電車を1本見送って写真撮影です☆
朝から珍しく2度摺りました。佳境にきた実感があります。買出しがてら雑務を済ませにも行ったけれど、ここ10日ほどウロウロとよく歩いています。足が浮腫みまくってつらいです。毎日ストレッチをして、ほぐしても間にあっていないようです。泊まりでどこかに行ってもストレッチは欠かさないし、眠かったり疲れていてもガンバッテ(ストレッチだけは)するようにしているけれど、同じ姿勢で座ったり、足が浮腫みそうな体勢で摺ったりしているから、大きな負担なんでしょうね。日によっては足首が2センチも太くなったりしてショーゲキを受けました。人の体は1日でこうも変化するのです!!
話はいきなり飛びますが、バレンの使いかたはいろいろあって、もの凄く体重をかけたり、手応えを感じながら部分的に力を加えたり抜いたり…使用するバレン本体も選択したり……きょうは軽く軽くバレンを使いました。摺っているのか摺っていないのかわからないような、猫の背中を毛並みに沿って撫でるようなタッチで……それぞれに楽しみはあるけれど、軽くかけるものは一段と楽しいです。本当に動物を撫でるようなイメージでバレンを使うのだけれど、そういう淡く儚いタッチでも版木の絵具は紙に写る不思議。軽いタッチだからこそ鮮明に絵に反映される場合もあります。
必死になると思わず息を止めて力いっぱいになってしまいます。力いっぱい摺ったほうが効果があるような気がする。歯を食いしばってやれば見返りがある気がする……。けれど、ずーっと実験してみてわかったことは、そういうものでもないということでした*1
軽くを意識して、本当に軽く摺って、それが効果として活かせることは難しい。きょうのものは、上々かな?と思っているので、たいへん満足しているのでした。この気持ちを具現化すると、写真ののんちゃんのよう。片手をあげて、ピース☆☆

*1:と書きつつ、私の制作する絵を根本で支えているのは、力一杯バレン圧をかけている点です。