居眠り

写真は夕方に買い物に行った帰りに発見した街灯。ライトが届く範囲は、料理で使うボールのように剪定してあるのです。その曲線が明かりを丸く温かく見せています。植木屋さんの技術すごい。
きのうから細かい彫りをはじめたのですが、一向に進まずきょうも朝から彫っています。何度も「どうしてこんな彫りしてるんだろう…」「ほんとにこれしたいの?」「こんなことして一体なにがしたいんだ」と心の中で呟いています。20回に1回くらいの割合で「ああいう摺りができたら面白いかもしれないし、どうなるか見てみたいから、この彫りは必要」と思う時もあって、気持ちのなかにある5%が捨てきれずに彫っています。でも……やっぱり、2日もかけて彫ったけど結局使わないか…とも思い続けています。
ときどきストレッチを入れていますが、目も手も気持ちも疲れていて、彫刻刀を持ったまま版木の上にパタッとうつ伏せになって寝てました。1時間も。
起きたときボンヤリしていたけど、彫っていたことを思い出してギョッとしました。寝ぼけてへんなところ彫ってない!?部屋が真っ暗で目もショボショボしてるし版木が全然見えぬではないか!真っ暗ななか慌てて起きて彫刻刀が版木をかすめたら……あわわ〜あわわ〜〜ゆっくり、ゆっくりでも彫刻刀と版木は気をつけて〜〜〜と地味に慌てて*1部屋の明かりをつけました。
版木、無事でした。でもまだ彫らなきゃいけないところ残ってる。

*1:とっても滑稽な姿だったと思います。ひとりであることが惜しいです☆