おばカッパ

実家で弟とバッタリ。「おっ、むかめさん。カッパのむかめ工房さん!!」……………とうとうバレてしまったようです。私がむかめでカッパでもあることが。「むかめ工房ってのがやたらヒットして、見てみたら本人の画像がカッパやん。銀もおるし、カメでむかめ。アネしかおらん。」……その説明を聞いた時、私もアネ(私のこと)しかおらんと思いました。
「お、むかめさん。カッパのむかめ工房さん!!」の台詞?銀河鉄道の夜のザネリを思い出しました。このザネリめ…カッパのむかめ工房さんの弟なのだから、ブログにちょくちょく登場させる。と腹いせに警告してやりました。
弟の子ども(私の甥っ子)はクマさんです。ボア素材のジャケットを「くまさんスーツ」と呼び装着しているから。カッパもクマも当たり前にいる一家です。
私から「こういうブログを作った」とお知らせしたのは3人ほどです。ブログを開設して半年以上は経過してからのお知らせでした。
私自身行き先がわからない手探りの活動を、知人を通してではなく、まったく見ず知らずの方にどこまで通じるだろう。どうやって広まってゆくだろう、また通じず、広まらないんだろう……ゼロからスタートというのは不安な分、手応えも大きい。楽しい!という考えがあって、本当に誰にも知らせずにヒッソリはじめました。
ですので、ここに遊びに来ていただいている方のほとんど(90%以上じゃないかな…)は元々繋がりのなかった方で、いまはブログを通して、イベントを通して、いろんな出来事を通して、こうして繋がっています。
なかにはいつの間にか気づいてチェックしてくれている知人もいます。イベントのHPに作家のリンク先が掲載されているのをチェックして気づいてくれたり、そこからさらに「なんかやってるみたい」と知人にお知らせがいったり。
ザネリ(弟)のように「見た、見た」と言ってくれる人もいれば、私には直接言わないし内容にも触れないけれど、読んでくれているのがわかる人もいます。なかには読んでいるのかどうかわからないけど、読んでいる人。もいるんじゃないかと思ってます(ドキドキ)。
どれもこれも『あ〜◯◯さんらしい姿勢だわ…』と感じ入ります。ああ、ブログを開設したことみんなに言わなくてよかった。「ブログを開設したのを言わないの。いかにもむかめさんらしいよねぇ。」と言われたこともあります。いかにもって気づかないところに出る、そんなものなのかも。
きょうは朝からずっと木版話。こういうことを書いちゃダメのようなのですけれど、私は自分で作る以上に人の作品を見るのが大好きです。
3名の方の作品を時間をかけて拝見しました。ジーッと静かにみていると、絵がお喋りをはじめます。絵を見るにはどうしても時間と静けさのようなものが必要な時があって(無口な絵であればあるほど、お喋りしだすと多弁だったりしますよね☆)その空間は美術館だったり、ギャラリーだったりします。
きょうはその前段階『これどう思う?』という場だったので、ワイワイギャーギャーの場だったのだけれど、ひとりの方の作品は完成していると感じました。ジッと見ていて『あ、ここは冒険したんだ』という一部分。善き知らせのような箇所を発見して、クスッと笑ってしまうような、幸せなような気分になれました。