どうしようもなく落ち込みそうな時、元気がない時、これをしていたら、なんとなく大丈夫。ってこと、ありますか?
私にはいくつかあって、その中のひとつに、文字を書く。ってのがあります。気持ちを乗せた文章を書くのではなくて、ただただ文字を書くだけが、私には効果的。文字自体はその時フト思いついたものをランダムに書くだけでよいです。ひらがな、数字、アルファベット、とにかく思いついたものならなんでもいいけれど、好みとしては漢字が多い気がします。
紙とえんぴつだけではなく、小枝で砂に書くのもオッケーだし、指で手のひらや空中に書くこともできるので、どこでもできるのがよいです。頭の中だけでもできるけど、やっぱりそこはちょっと飛び出して、どこかに書いてみたい。
文字を書く、文字をつかったデザインを考える、ほんと楽しいです。時間を忘れます(ので、仕事じゃないかぎり、夜の自由時間?の楽しみにしています)。
文字自体がデザインのかたまりなので、そこに乗っかって楽しんでいる気分なのかもしれません。読めなくてはお話にならない。その上で色々考えるという縛りがあるのも、やる気が出るのかも。
どこからやりすぎなのか?ギリギリのところまでやったらどんな感じなのか?ひとつの文字で、どこまでも楽しめます。
けっこう長い間、書道をやっていたのですが、書道は本当に楽しかったです。苦しみ抜かなくてはいけないところまでは進まなかったので、無邪気に楽しい気持ちだけが残って、それが今の文字好きになっているのかもしれません。
ちょっとした手紙でも、メモでも「今日はダメっぽい気分の文字」「今日は親切な」「今日はなんとなくとんがった感じ」なんて、思いながら書くことが多いです。無意識の時は、丸っこいけど、とめが甘い文字なので、乱雑な感じです。
先日、たまたま通りがかったところで、花鳥文字のデモンストレーションをしていました。思わず「わあ!」って言わずにはいられない世界。