おはぎ

このまえ「きょうの料理」をたまたま観て*1、土井先生の栗ジャムにワクワクしました。私は栗はそのまま食べるのが一番好き、加工はいらん*2。くらいに思っているのですが、栗ジャム美味しそう〜。茹でて、冷まして、スプーンで中身を出して…すべての姿にキュンキュンです*3
さっそく真似をしてみました☆栗おはぎ。栗は1/3を渋皮つきで作り、お米は2/3を赤飯、1/3を白米。夕飯と一緒に食べたけれど超おいしかったです。玄米を使うのも美味しそう。
私の実家の面々はおはぎ(ぼたもち)が好きな人ばかりでした、私と弟以外は。いま思い出すとお彼岸以外にも作っていたんじゃないかなぁと思います。作るときはたっぷり。大人たちは美味しそうに食べていた。「ほおばる」という言葉がぴったり。あんこで包んであるのが好きな人もいれば、きな粉をまぶしてあるのが好きな人、青海苔は家では作っていなかったかな。それを眺めて「ぎょええ〜(半分つぶれた)ご飯を甘いあんこで包むなんてぇ。大人になったら美味しく感じるものなの?うそー」と思っていたのでした。家のおはぎでは飽き足らず、けっこうな頻度で購入していたことも記憶しています。
このまえ「グレーテルのかまど」で糸井重里さんがおはぎについて語ったり、作ったり、ほおばったりしているのを眺めながら「……私の周りにいた大人たちはみんな糸井さんだった。そのほおばりかた!あんこたっぷりで包む作り方!!うちの家の大人たちは「おはぎの守り人」集団だったんだ!」と、喜んだりしみじみしたり。糸井さんと懐かしい家族が重なっていた。
当時「大人たち」と思っていた年齢になった今、私はあの人たちのようにはおはぎは好きになっていません。けれども栗おはぎは美味しかった。おはぎに目覚めてしまったかもしれません。おはぎの守り人の血脈が疼き出したのかもしれない。もちろんあんこたっぷりで包みます☆

*1:ずーっと観ていたのだけれど、この頃はマチマチです。2355も全然観られないし(もう眠っているから)悲しい

*2:渋皮煮は保存のために必要

*3:栗の姿に。もちろん土井先生の姿や話し方もスバラシー