雨の桜

うちの近所では桜爛漫。雨のなか朝から桜の中を歩いて苦楽園にあるギャラリーに急ぎ足で行きました。行けないかも…と不穏な空気*1に包まれていたのでホッ。
入るとオーナーさんにポカーンとされて「え、あ、わぁ!」、「私をなんだと思ってるんですかーー」と盛上りました。私が顔を出すとポカーンとされて歓迎してくれる方がとっても多いのだけれど、される側(私)はいつも思います。このポカーンとしている顔は絵になるなぁ、すっごくいいお顔。と。
展示も素晴らしかったし、ほかの作家の作品を観せていただいたり満喫しました。色んな話しをできたことも楽しかった。知らないことを知ったり、知っていることを伝えたり、お互いの考えを話し聞くことは、いいことだと思います。会話の中で『こういうこともあるのか。』と生きることの不思議を感じる出来事がありました。
ある時、どうしようもなく何かを損なったことがあったとしても、違う形で回復の兆しが見える時が訪れるかもしれない。と静かに思いました。元の形はまったく残ってはいないし、元には決して戻らないかもしれないけれど、考えること*2もなかった可能性があるかもしれない。いい時間でした。
お昼まえに退散して違う場所へ。用事を済ませたり、うっかり忘れたり、寒い!!夜には湿しかけの紙をさらにしっかり湿して、版木の彫り。今週は進めないつもりだったけれど少しでもやりたい気分です。

*1:なんせ先週「今なら行ける!」と自転車でぐったりしながら行ったら休廊日でした、タイミング悪い〜私アホ〜。がーーーん。

*2:もしくは夢のまた夢だと結論づけていたことへの可能性。