個展最終日


個展終わりました。帰宅して散らかった部屋で終わった実感どころか、個展をやっていた実感もわかず…そのうちジワジワ振返るのである。と思いながら(これすら実感なし!)これをなんだか急いで書いております。
結局、毎日毎日、一日が終わるごとに「ここのライトの位置替えてください」「この絵とこの絵の間隔と広げて、こっちを狭めてください」「絵の高さがやっぱり低い方がいいかな」「う〜ん」と落着きませんでした。私の初個展は煩悩の固まりで、煩悩に振回されっぱなしだった気がする。
想像以上の赤シールがついて嬉しかった☆けれど一番人気は非売の「カメ本」。これだけは売れないんだ、ボローニャへ売込みに行ったときに作った世界でただ一つのものだから。しかも昔作ったカメの版画ばかりが詰まってる、私の原点が詰まってるんです。
でも、この先なにがやりたいって、なんだろう。誰もしたことがないけど、きっと多くの人が「それ、いい!」って感じられたり、問いをなげかけられる木版画やその周辺の可能性ってのを考えてみたい。それは誰もしたことがないことかもしれないけれど、多くの人の知恵を借りて、自分も考えて。でも感じるままに。
2人展の相棒☆あゆさん(工藤あゆみさん)とも色々やってみたい。もう2人の頭の中ではイタリアと日本での企画と野望が動いている!はず!!
ボローニャ国際絵本原画展から繋がった初個展。すばらしい出会いに感謝。