動いてない!

私にはスポーツクラブでインストラクターをしている友達がいます。大人になってから仲良くなった友達です。インストラクター……「なんでそんな人が友達なの??」と思うほど、私自身は運動をしません。したいとも思わないですし…そもそもあまりできないです。
「若いのに全然運動してへんってどういうことやねん」「学生のときにスポーツくらいやらんかったんか?」「動かなアカンで!」など、よく言われます。とくに運動が大好きな目上の人から。もう言われ慣れて聞き流す術は身に付けていますが、しない(もしくはできない)人生を歩む者もそれなりに多いと思うし、それらが責めらたり、呆れられるようなことだとは思っていない私です。
でも、体について私が思っていることがあって、長く絵(木版画や染め、ほか)を続けたい。元気にいたい(私の感じている年相当でオッケー)ということです。これに関しては(たいていの人よりは)強く思っているのではないかと感じています。小さいころから「元気でいたい(かなり低いところにハードル設定)」はずっと思っていたので。
そして最近『自分ひとりでは(私が希望するレベルの)元気でいられない』ということを骨身に滲みて感じるできごとがありました。原因は木版画なのですけど…とにかく定期的と言ってもいいほどに、制作をストップして通院。という状況が(ここ2年半ほど)続いたのです。何度通院したかな?という感じ。
そして8月末に「もう、これが続いたら、木版画できなくなる(それはイヤ)」という事態に陥ったのでした。メソメソ泣き言を言いつつ通院しながら*1思ったこと。『悪くなったら病院に行って、完全ではないけど治してもらって、また酷使して、悪くなって…そんなんおかしい。』と感じ、上記の友達に相談したのでした。
すると「ピッタリな人がいるよ。動き方とかを指導してくれる専門家」と紹介していただいて、あれよあれよという間に(私がそーしたのだけど)お試しに行ったのでした。お試し=トライアルレッスン☆と言います。
すごーく時間をかけて体のことを見て、教えていただいて、動いて*2…なんと私は自分の体に無自覚なのかと思いました。ここ1年ほどは気にしていたつもりだったのだけど「そのつもり」なだけだったよーだ。
とっても簡単な動きなのに、え〜?と思うほど、不安定だったり、聞かれても「??」わかりません…だったり。そのわからなさ加減が笑えて楽しかったです。とにかく、私は動かしていない部位が多すぎる。
宿題も出て1ヶ月(つぎのレッスン??まで)、毎日3つの動きをするのです☆すきな時に回数は5回……続けられると思いました。「そんなんでええの?」という宿題で「しんどいのイヤでしょ?」「あ、いやです、ぜったい」。
トライアルレッスン前にも、きょうも「とにかくしんどいのイヤ」「たのしいのがいい」と言いまくっている軟弱な私です。でも、いまはそれでいいみたい。そのうち「体動かすのちょーたのしい」とか言っているかもしれません☆☆
しかも、体の姿勢や体勢を気遣った動きをしたら、今までよりもずっと力を入れないで(今までのような)作業が出来ると思う。とのこと。めっちゃ励みになります。それができたら「自分ではできないと思っていた作業」が可能*3ということにもなりますから。その上、気になっている足もほっそりする*4かもしれない…。
私は本当に人との出会いに恵まれていると思う。いろんな人に「出会いに恵まれてるよねぇ。」と言われることが多いのだけど、ほんとその通りだと思っています。
いつもひとりで作業してるのに、人に恵まれているって凄いです。人に恵まれているからこそ、ひとりの作業が可能なのだと思います。
写真はカメ。カメDE Show!に連れてゆきます。ゆるカメ。

*1:お医者さんと理学療法士さんと2本柱で治療

*2:私の状態を写真に撮って見せたりして下さったのですけど、なんせ視覚の人間なので「めっちゃわかりやすい」でした。そしてなんか笑えた。

*3:あとちょっと力があれば、ああいうこと出来たのに…に手が届く。

*4:レッスン中に「木版画を続けることと、カンケーないから言いづらいんですけど、足細くなりたい。とくにふくらはぎ。あと太もも。ま、足全部です。」とブツブツ言った私です。