真ん中

写真は巻き寿司。
むかしは大嫌いだった巻き寿司も、今では一年に一度の家の味として食べています(嫌いではなくなったけど、とくべつ好きというわけでもなし。雰囲気はよし。)
むかしは「こうこ巻き」をしょっちゅう作っては食べていました。おこうこ=たくあん。の細巻きです。酢飯ではなく、ただのご飯で巻きます。
こうこは祖母の自家製で色がなく辛みと酸味の強いもので、それを細かく切り鰹節とショウガのすり下ろしとお醤油*1で味付けします。作るのが楽しみで毎日のように祖父母宅に行って作って食べていました。
ご飯や具ののせ方や位置がまずいと、切った時に具が片方に寄っていたり、ご飯が多くて太巻きのようになったり…毎度毎度「そんなん全然アカンわ」と祖父にいじめられたものです。いじめたれた甲斐あって?今では具は見栄えよく真ん中に、ご飯も多くなく、少なくなく。たいへん上手に太巻きも細巻きも巻くことができるようになっているのでした☆でも太巻きの具の味付けは人任せなので、ぜんぜん知りません。このままじゃ巻くのが得意なだけで家の味を受継ぐことはできない。

*1:理想は鰹節は固まりから削ったもの、ショウガもすり立てを使うのが望ましいですが、パックのものでもチューブのものでもいいです☆美味く楽しければそれでよい。お醤油は薄口が色がつかず眉目麗しいけれど、濃い口の方が味は好みです。