クリスマス

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一足早くクリスマスのような気分。朝にうすーいシュトレンをいただく季節。クリスマスを祝う人たちはこうやって日々心待ちにし、1日1日近づいてくる日を喜ぶのかなぁと感じる。家族がいるなら当然家族と過ごすだろうし、大切な人たちと静かに喜びを分かち合う。そうでなければ一人でしみじみと…私だったらそう感じるだろうなと思う。

私はクリスマスが過ぎても、けっこう長い間シュトレンを楽しむのだろうけれど。今年はパンフォルテ*1という食べ物を知った。こちらもしみじみ美味しいものだった。

2年前には友達がプラハのジンジャーマンクッキーを送ってくれ、プラハでは「ペルニーク」と言われていることを知った。なかなか食べられず、食べた頃にはちょっとしけっていたけれど、彼女の優しさとペルニークのフォルム、私が知っているジンジャーマンクッキーとは少し違う味*2で、その全てに対してなんだかしみじみ噛み締めたことを思い出す。

私にとってクリスマスは宗教的な意味はまったくなく生きてきたけれど、振り返ると思い出のどれもが生きることや懐かしさや温かみ、なにより祈りのようなものが入っている気がする。

ジンジャーマンクッキーは私にとっては小さな頃から身近なものでした。大好きな絵本の中にジンジャーマンクッキーが出てくる。けっしていい子?ではない。最後はちょっと可哀想。けれど大好きなお話でした。もちろん食べたことはなかったけれど。大人になってクリスマスの時期にジンジャーマンクッキーを見つけた時は懐かしさと驚きでした。絵本そっくりの形でショウガの入ったクッキー。嬉しくて購入して、なかなか食べられなかったことを思い出します。絵本のジンジャーマンクッキーは最後はパクッと食べられてしまうのだけれど、それを思い出しながら私はチビチビ食べました。甘いなかにショウガの味がして「こんなに美味しいおやつがあるんだ。パクッと食べられるのもわかる!」と衝撃を受けました。

それからはスパイスの入っているお菓子に注目し、世界にはスパイスの入ったお菓子がけっこうあることに気づいたのだった。私の住んでいる地域ではひやしあめかなぁと思ったり。

*1:という呼び名でおそらく合ってる

*2:きっと少し違うスパイスが入っていた。