初パン

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今年初パン。2018年は週1パンでなくなっているときもありました。2019年はどうなりますことやら。くるみと柚子ジャム入り。バターやはちみつ、メープルシロップなどつけても美味しそう。とてもいい感じで生地が膨らみ嬉しいスタートを切った2019パン。

きょうは朝から外。夕方まえにカメの友達に会いました。もちろんカメが好きな友人でカメではありません。近況報告やカメの話、気になっていたこと、聞きたかったこと。盛りだくさん。「はーーー」と天井を見上げて両手をヒラヒラさせる話も聞いて*1、大笑いしたり、難しい話になったり。思わぬ繋がりに驚いたり。

途中で共通の友達に「いま、面白すぎる話をしてる」と連絡をすると「え?なんで?どこで会ってるの?どういうこと?」と返信がきて、まるで嫉妬に狂っている人の文面。満点の反応に満足しつつ真面目なやり取りをしました。

「わ〜もうこんな時間。時間ちっとも足りないけど、私帰ります。じゃ、また。」と握手をしてサクサク解散。バタバタ帰宅して、七草がゆのお粥と野菜たっぷりのご飯作り。きのう七草をゲットしていたので外で食べるわけにはゆかなかったのだった。

七草がゆ…生まれて初めて自作。テキトーに作ったけれど、なんておいしんだと思いました。お粥を美味しいと感じるようになったのだと感慨深いような、ホタテ出汁の味が美味しかっただけと思うような。お粥……小さい頃に大好きだった絵本のなかにポリッジというオーツ麦と牛乳で作るお粥が出てきて美味しそうだったけれど…実際にはお米のお粥もポリッジもちっとも好みではなかった。成長して中華粥の美味しさを知ったけれど、あれはオジヤに近いと思う。とにかくきょうの七草がゆは成功でした。

むかしを振り返ることができる友達。というのはいいもので、またいやなものでもあると感じました。いやといっても許せないようないやではなく「あぁ、そうだったんだ、やれやれ。誰かに聞いてほしかったんだね」というような。

それらの内容は流れゆく時間がいろんなことを柔らかくうやむやにぼんやりさせる。「いろいろあったね」という言葉が似合う。少なくとも話す側は自身の望む落とし所があって、それに向かって「いろいろあったんだ」と話したい。聞いてほしい。聞き手は長いつきあいの友達*2で自分の背景や人となりを知っている相手であってほしい。いつも、そんな気がする。

物語や演劇、さまざまな分野で告白が題材になることがあるけれど、さもありなん。告白とは聞く者以上に話す者にとって蠱惑的で甘美なのだと感じる。

 

 

*1:とんでもなかったり、あれれ〜と思ったり、あきれたりしたときに思わずしてしまう仕草です。

*2:この場合、多くは親しさの深度ではない。むしろ深くないほうがいい場合も多い。長いというのが肝要