なんにも書いてなかったけれど、カメだと思いました。カメ石。カメにしか見えない。いい感じで後肢を延ばしているねぇ。
手水場だったのに柄杓がなかった。カメの口から水は出ないようになっていた(カメ石がドーンとある)。不思議な場所で、その不思議な感じがいいように思いました。
考えてもみなかったのに色んな場所をめぐることになり、あっち行ったりこっち行ったり。もう道は覚えた。こんなにユニークで愛らしく親しみのある雪景色というものがあるのか…という風景をたくさんたくさん眺めました。ずっといたい気持ちだったけれど、夕方になると急に寒くなってきてスグにずっといたい気持ちは薄らいだのでした。
独特のお蕎麦が有名な地域で、いまの時期はさぞ忙しいだろうと思っていたけれど、お会計の時に店主さんとチラッと(別の)お話をすると「春は本当にいそがしくって、ふふふ」と嬉しそうに話しておられた。店主さんは春に芽吹く山菜や蓬が大好き*1なんだと思う。もしかしたらお蕎麦よりずっと。
雪深い土地に住む人の、春が来る喜びが伝わってくるような話し方でした。