個展終了

個展終了*1!無事に終わったのかなぁ、来て下さった方ともっともっとお話したかったです。
比較的のんびりとした最終日。とっても大好きなパッケージデザイナーさんが入ってきたとたん「うわ〜、嬉しくなる!」とニコニコとご覧くださって、なんだかジーンとするような胸がつまるような。なんでだろう。
お話しをしていると、家族のポポちゃんが今年旅立ったのだそうです。その話を伺ったとき「あ、今回の展示…つらいなぁ」といっぺんに思いました。銀ちゃんの話やポポちゃんの話、ギャラリーオーナーさんのハナちゃんの話など…それぞれの大切な子の話をしては「あ〜あかん、あかん。涙でる」と笑ったりジーンとしたり*2
そして「嬉しくなるよ、入ってきたとたん、嬉しくなったよ!」と何度も言ってくださって、キラキラが見えました。目を細めると世界全体がキラキラした粒にみえる。そのうちに共通の知人でカメ友の作家さんや、駆け込んで来てくださった方。「きょうしかない!と思って来た〜」…うえ〜ん。みんな、いい人すぎ。
今回の展示では「来てよかったー!」と笑顔で言ってくださる方々が印象的でした。私が「来てくださって、ありがとう!」なのに、私が言うより早く「来てよかったー!」なんて、最高の言葉です。最高に感じる言葉をたくさんいただいたような気がする。それと同時にドキッとしたり、ギクッとしたり、思わず息を飲むような言葉もたくさんいただきました。
そして体がとにかく疲れています。ひとまず眠って休んで、これからまた少しずつ考えてゆこうと思う。
会期中に私の大好きな先生から便りがありました。そこには「とにかく 考えて 少し手を動かして そして考えて と 継続していると……」優しいことば。本当はとてもとても厳しいことを書いていると感じるけれど、その言葉の選択ひとつひとつに優しさが入っていることがわかる。いまの私は「少し手を動かして」という言葉がもっとも尊いようにみえました。どれも尊いけれど、「少し」というのは尊いように思う。
続いてゆく明日へ向かって、少しずつ。少しずつがいつかなにかに繋がればいいと思う。
写真は「あの子の思い出」。銀ちゃんの思い出です。5月に考えて考えて絶対に作ろうと思って「小さなどうぶつ、動物たち」という展覧会名とテーマが生まれました。銀ちゃん、ありがとう!

*1:記事を書いているきょうは9日です

*2:今回の個展はそういう話を何度もしました。初日に知ったジローのこと((先生の家族。私が木版画をはじめた年に生まれた子。