ゴロゴロ

写真は摺りの一部で、これからドンドン進めます☆
きのうから新しいのを摺りはじめたけれど、きのうは『私、なにか掴めた気がする…』と地味に達成感が訪れていました。きょうは見当(絵がズレないように、紙を目印に合わせること)がズレまくりました。ぎゃー!と叫んでゴロゴロ転がって大の字になって「やってらんねえ!」とか言いたかったです。そんなことしても好い事はひとつもないので、静かに問題点を考えて続けて…最後の1枚はちゃんと合ってくれました。うーん……。ちなみに写真はズレたものです。作った本人か相当(私の版画)を見て下さっている方しかズレているのはわからないと思うのですけれど(まず気づかないでしょうし、気づいたとしても「意図的な効果」に見えると思います。)、作っている本人は当然「ズレてる!」とわかります*1
最後の一枚が合ったのは、問題だと思う点を解消したからなのか、たまたまなのか、見極めができなかったです。
私の合わせ方が甘いって線は、一番考えてどうにかしなくてはいけないことですが、ここの所どの版木もかなり反ってしまって、そもそもが摺りづらいのです。季節(気候)の影響なのか、版木に問題があるのか不明。とても彫りやすい木で「今回はアタリだ!」と喜んで彫ってたけれど、結局どこかで苦労してトントンなのかしらと頭をよぎりました……もしそうだとするなら彫りで苦労する方がよっぽどいい。木の反りをある程度戻してから摺るけれど、それでもやりづらいです。
こういうことをブツブツ言いながら一人で家にいるので、まるでだれかと会話をしているようです(私が私と会話をしているので、だれかと会話しているのは間違いじゃない)。
ひと通り終わって、片付けて、周辺に被害?がないようにしてから、ちょっと暴れてみました。叫んでゴロゴロ転がって悪態はつかず、歌をうたいながら手をバタバタ。けっこー気晴らしになる☆あとはポテトサラダを作っていたので、わしゃわしゃ混ぜて気晴らし。

*1:制作者は良くも悪くも(たいていは悪い方で)誰よりも粗探しの名人だと思います。「これはこれでいい」とか「見方によっては効果的」「むしろこの方がいいんじゃない?」とは、なかなかどうして思えないものです。とくに作っている最中や出来上がった時は。3年ほどして見てみると「あの時思っていたほど、悪くない」と思うこともあるのですけれど…(「やっぱりダメだわ」は遥かに多い)