宅急便屋さんは偉大

写真は染色用の刷毛。刷込み刷毛や手刷毛と呼ばれています。木版用のものは毛の種類と毛の長さが違います。木版用の刷毛は生産される数も入手できる場所も限られており、メンテナンスも必要なので、入手しやすい染色用の刷毛を木版で使用される方も多くおられます。私も木版をはじめた当時は染色用の刷毛を使用していました。いまも時々使います。
午前中に荷物が届く予定だったのだけど、朝から作業をしている間にすっかり忘れていました。けっこう繊細な作業をしている時にピンポーンと鳴ったので『さっさと受取って作業に戻らないと☆』イソイソ玄関にでると「荷物が2つあって、ひとつがちょっと大きいんです。いま車から下しますから!」と宅急便屋さん。
2週間ほど前に頼んでいた版木でした……大きさは宅急便屋さんが仰るように「ちょっと大きい」くらいですけど、重さが半端ないはず……受取ろうとしたら「いや、ぜったい持てないですから、危ないですから。」と家の中に入れてくださいました。ううう…いつも、重いのとか、大きいのとか、かさばるのとか、やたら薄いのとか、イヤな顔をせず親切に配達してくださって、ありがとうございます。
さっき荷解きをして、版木は二階の物入れにしまいました。私は握力は全然ないので掴んで持つことは苦手だけど、大きく重い荷物を担いだりなどして持つことには(ちょっと)自信があります☆その自信が挫けそうなくらい重かったです。ほんと宅急便屋さんは偉大です☆