気晴らし

家に長く居れる時があって、そういう時、今年のイベントでお会いした方(お客さまや、スタッフさんや、通りがかりの人や、いろいろ)の事をフト思い出したりしながら、作業をしています。
仙台は寒いのかな…とか、群馬で分福茶釜はんこは元気に可愛がってもらってるのかな…とか…『お客さまとバッタリ道で会ったらどーしよー』とか…友達と違って、連絡先を知っているわけではないですし、気軽にお会いできる。というわけでもないのに、とても親しい人を思い出すような気持ちです。毎日の生活は、いつも笑ってニッコリ。というわけにはゆかないでしょうが、私の記憶しているお客さまは、みなさんニッコリ顔です。ニッコリ顔を見せていただける私はラッキーです。
きのうから(やっと!やっと!)絵がいくつか出たので、あらためて大きいサイズに起こし直し、見比べる作業をしています…頭がシャキッとするよーな、ぼわーんとするような…。
すごーくいい!!これ、ぜったいいいぃぃぃ!と思ったら、即、版木に写して彫りたい、そして摺りたい。仕上げたい…となるのですが、起こした絵には一晩お眠りしていただいて、また見て、「あの気持ちの高揚はどうも幻だったようだ…」「やっぱりいい」…またお眠りして…など、その時々によっていろんなことをしています。パッと絵を考えて、すぐに彫って半日で仕上げるってのもあります。
せっかちな場合と、出足が遅い場合があるように見えますけど、いつもせっかちで、出足が遅いだけなのでした。(この部分は私の中で矛盾しないのでした)。
写真はプレッツェル。フワフワしすぎました。プレッツェルは捏ねる時間、寝かせる時間、焼く時間が短く、バターなども使用せず、手間いらずなので、家でずっと絵を考えて、眉間に皺が寄っている時、ガス抜きに作るにはちょうどよいです。