写真は木版画のばれんを包んでいる竹皮を細かく裂いた(切った)もの。
竹皮を包み替える時、古い竹皮や、いろいろあまった部分を写真のようにした後、小さい小さい竹箒のように細工し、絵の具を版木に乗せる道具にします。「はこび」と言います。現代風に書くとリサイクル筆?
はこびの作り方、使用法は、本に載っていたりもするようですが、私は見よう見まね。色々教えていただいて作りました。作ったはいいものの、なんとなく使いづらい代物に……。
つぎは、もっと使いやすく作るぞ!と思うのですが、ばれんの竹皮はそうそう取り替えるものではありません*1。なかなか…つぎに取り替える時には、すべてをキレイさっぱり忘れている可能性も……なんてことはありません。少しは覚えているものなので(とくに失敗って、しつこく忘れないですよね)いい感じでできるのではないかと思います。

*1:私の場合だと、3年先あたりじゃないかと思います。