いきなり休眠

週1回パンを焼く計画習慣化は今回も滞りなく遂行されました。
まいにちぼんやり「なに焼こうかな。どれくらい焼こうかな。どんな配合で焼こうかな。」と考えながら、その日のために元種の準備をし、材料が家になければ買い足しておきます。
今週は日々の糧&試しに多めに作ったのでした。写真は一番時間と手間とハラハラドキドキ感が詰まっている全粒粉のクロワッサン(サイズはミニ)。二次発酵の温度が心持ち高かったみたいで最後の数分で生地からバターが溶け出してしまい「あわわわわ〜!!くやしい」…だったのでした。これから夏場はクロワッサンは(わたしは作るのは)無理だと思ったので、いきなり休眠(休憩)することに決定☆冬になったらまた作ろう。
バターが溶け出してしまったので出来自体は不服はあるけれど(それでも)デニッシュ系はできたてはできたてってだけで美味しい。そして時間が経ってもいい感じでした。全粒粉は粉が落着いたほうが断然美味しいので、クロワッサンも時間が経つと粉の味をしみじみ楽しめると発見。全粒粉なのに焼きたて*1☆も時間が経っても美味しく食べられるのはいい☆☆
ほかには粉の配合や元種の配合などに変化を付けて、形成の仕方や焼く温度や時間を変えてみたり。具を入れてみたい。
いまのところ大きな失敗(不味くてびっくりするような失敗)をしていないのが恐ろしいです。『木版画の方がずっとずーっと比較にならないほど苦労(失敗続き)したよなぁ…それを考えると私はよく木版画(絵)を続けていられるなぁ。はーあ』と思ったりしてしまうのだった。
こういうのって得手不得手や好きだけでは収まり切らないなにかがあるのかもしれません。苦労して失敗続きだから反骨精神で続けられるというものでもないでしょうし。理屈では説明できない何かとしか言いようがないのでしょうか。少なくとも嫌いだったら続けられないだろうけれど。
パン作りは一度大きな失敗を(できれば早めに)したいなぁ…と感じているのだった。やっぱりそれがないとねぇ、求めているものにピントが合いづらいというのはあると感じます。家でどんなパンが食べたいかというのは、どういうおかずを食べたいかということに繋がってくるから、食生活の一番大切な部分なのですよね。
私がもっとも敬愛を持っているパン屋さんのパンだけは「どんなに頑張っても絶対に作るどころかマネもできない。目指しもしないし家で作ろうとも考えない」と思っているのだけれど、それと同時に「いつかお店を閉じてしまうことになったらどうしよう……いつか作り方を伝授してもらわないと。あわわわわ」ともずーっと考えていて、その日のために?パン作りを理解すべく腕と知識をあげなければ☆

*1:デニッシュ系生地ではない、普通生地なら、全粒粉は焼きたては美味しくないのです←粉が落着いてないなぁ!としか言えないお味。