このまえ乗った電車。バスのトイレ休憩では甲南PAに寄って、そこも忍者でした。
甲賀の里なので、にんにんでござるではなくて、けんけん。
むかしむかし、友達と伊賀とお伊勢さんに行ったことがありました。もちろん「われわれは忍になるのである」と気合いを入れて、自分流の忍者風の出で立ちで集合しました。友達は「サスケ*1」にハマっていたので、フカーフというか首にながーい布を巻いていた。私はどんな格好だったのか覚えていませんが、おそらく黒や紺の洋服を着ていたんだろうと思います。
きょうはあさから摺りました。きのうも摺りました。ウルウル。けっこうな枚数を摺るので、いつも一気にやるか、半分に分けるか、1/3にわけるか迷います。摺りはじめて様子を見るけれど、自分の体の具合もあるので加減がわかりづらいです。
このまえ、最近気づいた彫りと摺りに関する考えをお師匠さま*2に話しました。お師匠さまは途中からすっごくニコニコされて、私の考えとそこにたどり着くまでの経緯を褒めてくれた。そしてご自身のお話をいろいろ聞かせてくださいました。ジーン。
けれど、そこからまた疑問が湧いてきています。不思議で仕方ない。伝統木版は絵師、彫り師、摺り師に分かれていたけれど、それぞれにそれぞれの仕事を尊重して、それを自分の仕事に持ち帰り、最終的にひとつの絵を素晴らしい出来にするということはどういうことだったんでしょうか。
すごい世界だと思います。
今頃になって「あのとき(お師匠さまが)話していたこと、どういうことだったんだろう??」と思ったり。