超特急

家用事を済ませて、大阪で用事もすませて、昼過ぎに一路東京へ。

品川で降りて「ちぃばす」というコミュニティーバスに乗って移動したのが楽しかった。コミュニティーバスは楽しいです。地域によってはルートが複雑だったり停留所を探すのに苦労するけれど、いろんな雰囲気や背景を感じられるのが好きです。

今回「ちぃばす」に乗りながら、去年はこの辺りを延々と歩いて移動したなぁ!と思っていました。キョロキョロ歩いて移動する方がいろんなことに気づくと思っているけれど、そんなことない場合もあると感じました。

あきこ屋さん*1と合流して、2週間前にお会いしたベタンクールさんの作品を改めて鑑賞しに伺いました。感激。ベタンクールさんはすごかった!なにより絵が大好きで、その好きが彼を動かし続けているのだという事実にジーーーン。

あきこ屋さんと「いいなぁ!いいなぁ!あ〜こんな風に描いてみたい!!」と何度言ったことか。ベタンクールさんは私のことを覚えていてくださって、再会をとてもよろくんでくれた。じーーん。また日本に来てね、エクアドルにもね。嬉しい。

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そのあと電車で移動して、野辺ハヤトご夫妻と合流。あきこ屋さん、電車を間違って大遅刻。私は地元民の誘導を信じないことにした!ふふふ。

6月に大阪で野辺作品の上映会をする*2のだけれど、その打ち合わせ。上映会の時に野辺さんのトークショーを考えていて、私が司会進行するのです。ぎゃー、緊張するぅ〜。けど「わたし、したい!聞きたいこといっぱい」と手を挙げました。

いろいろと伺いたいことはあるのだけれど、来ていただく皆さんにより凝縮したものを伝えられるための打ち合わせ?のつもり。贅沢な時間でした。野辺さんにとって絵ってなんなのか、短編アニメーションとか、音とは。

伺っていて思うのは、野辺作品が様々な場所で評価を受けて上映されるのは当然と感じること。けれどもそれと同時に人の目に触れ、心を動かし、それが広がってゆくことの困難さも感じました。まず人の目に触れること。とてもとても難しいことだと感じました。

私は自身に関してはすべてがラッキーに他ならないと感じていますが、野辺さんも近いような状況だったのかもしれないと思う出来事です。すべてがラッキーとまでは感じておられなかったとしても、ラッキーがなければとは思っておられるかもしれません。

ラッキーって一体、なんなのでしょうね。個人的にはラッキーと孤独と交流は繋がっていると思います。

そのあと、とっても大変な思いをしながら前向きに頑張っている友達と再会。仕事の話にもなる。私はこの頃の彼女の周囲でおこっていることに怒りを感じていました。人の冷たさを感じて憤っていました。けれどもそれをそのまま出したからといって解決するわけでもなければ、彼女や私の気持ちが晴れるわけでもないことも知っていました。

会える機会があれば会って、ご飯やお茶をして、話を聞いて、話をして、そういうことがしたいと思っていた。短い時間だったけれど会って背中をさすって、時間や空間を共有することがどれほど大切か。会えてよかったです。

終電近くになって、よく使っている宿に着いて、宿の方と再会。お元気そう。

*1:おともだち

*2:グループ展に合わせて、上映会もします。