凹版

凹版の刷りに行ってきました。

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私を木版凹版へ導いてくれたジローがいないから*1、私は熱心に凹版の刷りをしまくりました。

けれども途中で手をとめてスケートを観た。けどけど、今までにない集中で刷りました。凹版に取り掛かるとき、いつも私の側にジローがいるのです。

「あ〜〜家にプレス機があったら、もっともっと刷って刷って刷りまくって、試して、試して、くうう〜」と言いまくっているけれど、最後にいつも思うのは「もしプレス機があったら、色んなことを放り出して刷ってばかりいるんだろうなぁ。へばりついて離れなくなるだろうなぁ。あ〜プレス機がなくてよかった」ということです。

間違いなく離れなくなると思います。バレンで摺るまではゆかなくても、プレス機で刷るのも好きなんだろうな。バレンだけで手一杯なのにプレス機もプラスされたら私はどんどん体たらくになってゆくでしょう。

けれど、もっと刷れたらなぁ。

*1:ジロー16歳は昨年、ちょっくら先に旅立ってしまった。