休館日

11日にアップ。

写真は静かな桜の風景。国立新美術館の入り口にて。草間彌生と桜のマッチングが妙にキッチュで素敵です*1
朝イチでミュシャ展。国立新美術館のチャームポイントは休館日が月曜ではないこと。それでもすでに並び出しそうな気配。けれども開館直後だったから人も少なくてジックリ観ることができました。ミュシャ太宰治のような存在だと思います。若い時にかぶれて、その後「あぁ、はいはい」という扱いをして、さらに年齢を重ねるとようやくやっと見えてくるものがある。かぶれていた私も、はいはいという態度を取っていた私もどちらも恥ずかしい。というような*2
ミュシャは不思議な人だと感じました。そして年表を眺めて静かな気持ちになってしまいました。作品を鑑賞するとき作家の人格や生きてきた過程は関係しないと思うと同時に、どうしようもなく作家を作家たらしめているものは生きてきた足跡から離れられない面があると痛感します。今回の展示全体からそのような事を強く感じます。
はじめての沿線に乗り普通電車でのんびり移動。車窓にときおり現れる桜の花がとても美しく、東京でお花見をするなら電車に乗りながらするのが一番かもしれない!!と発見。これからこの時期に東京を訪れる時は色んな電車に乗って、車窓お花見スポットを探したい気持ちです。なかなかできそうにないので誰か私の代わりに活動、方向してくださいーと熱烈希望。
夏に参加させていただく企画展のため、ギャラリーへご挨拶をかねて見学させていただきました。すばらしく贅沢な空間でワクワクしました!!!数ヶ月前にとても嬉しいお声がけをいただいたのです。参加作家はノンジャンル、けれども共通のお題があります。企画書を拝見したときに『版画でやるのは相当のチャレンジだなぁ。けど、もしできたら面白いかもしれないな』と感じる内容でした。いまから散々苦しもうと思います。まずは紙探し&試作にいそしもうと思います!
帰りは飛行機。バスで空港に行ったけれど、電車もいいけどバスもいいなぁ。そんでもって飛行機もいい!神戸空港から乗ったモノレールもいい。
今回は体調もあったのか思った以上にくたびれたけれど、ぐったりはしてられないと帰宅後、紙を湿しました。けどすぐ寝たのだった。緩急が大事なんです、何事も。私は基本的に自分を甘やかしているけれど。

*1:夜のライトアップされた感じも素敵でした

*2:私は太宰治はずっといいと思っているけれど、そのいいと思う点は変化してゆきました。