ぐったり

ぐったりとしんどい一日でした。歩いて移動する気にはならず自転車で移動したけれど、自転車をこぐのがしんどくて途中で心がボキボキ折れながら移動したのでした。
疲労。という言葉しか頭に浮かばない。帰宅したらちょっと寝るんだと思っていたけれど、けっきょく夜(寝るとき)まで動いていたのでした。しょぼぼ。
摺りと彫りを繰り返した日でもありました。朝に1枚摺って気に入らなかったから帰宅後彫り。夕方にすべて摺って「仕上がり」のはずだったけれど、どうも気に入らない。超不機嫌です。こういう不機嫌さってあまり感じたことがありません。とにかく気に入らない。とにかくとにかく気に入らないだけ。
けれども提出しなくてはいけないものなのです。「あ〜もう全部やり直そうかな」「こんなの出したくない」というのが不機嫌の元凶なのだと気付きました。気に入らなければ人目に触れさせず、私の目に触れるだけで「けっ」と終わらせるものを、そうできないというのが辛いのだった。
何度も「全部やり直しコース」と「可能性があるか考えるコース」を検討し、全部やり直す場合は絵も違うものを作るのか、今の絵で再チャレンジするのか考えました。最終的に「もしかしたら、この摺りでは足りなかったのかもしれない」と思い至り、木版画らしい摺りを2度入れてみました。
すごくうまくいったのだった。いっぺんに気に入る仕上がりになりました、やったー。とても難しい摺りだったのだけれど、びっくりするほど小さな範囲、そこがポイントだと気づく人がいるのかな?という内容だったのです。
「たったこれだけで、こんなに違うものになってしまうのかぁ」と、私自身が(おそらく誰よりも)驚くと同時に、絵作りや木版画の奥深さを垣間見ることができてラッキー!