量のもんだい

写真は凹版を作っているところですが、たんといっぱい作っています。量をこなせばどうにかなるかもしれない(ならないかもしれない)方式?
何年やっても感覚が掴めない*1ので、いつもいくつか(いくつも)作っては試刷りをして「ダメだった」「わりときれいに刷れたけどやりたいことと違う」「これは可能性があるから手を加えよう」というようなやり方をしています。年々その度合いが増している。
一球入魂でいい球が投げられたことは1度としてなかった気がします。私にとって凹版技法は感覚がどうこうより*2、いくつも作りまくって絞ってゆくというのがいいのかもしれません。それ以前に凹版技法を通した絵作りが深められていないんだと思います。
もうすでに気に入っていないのがあるんだけれど、先々どうなるかわからないし、最終的には刷ってみないと判断できないからがんばろー。ジローに対して恥ずかしくないものをつくろーー*3!!!

*1:そのうちの多くの年は「やる気なーい、嫌い。手が汚れる」しか言っていませんでした。ブツブツ言いながらも凹版と向きあいだしたのは、ここ1、2年かもしれません。

*2:もちろんそれも大事だから、感覚が掴める時が来るかもしれないという気持ちで取組んではいますが。

*3:そう思うと、とってもやる気がでます。ジロー=先生の家のいぬ。