恒例行事

実家の恒例行事。巻き寿司作り。近所のお祭りにあわせて。きょうの私は外用事がないので思う存分☆巻きまくれる〜。と書きたいところですが、近年は10本しか巻かないのでアッという間に終わってしまう。
幼少期に祖父にしごきまくられて習得した腕前を披露しきることなく『ノッてきましたよ〜〜』くらいで出来上がり。母にはいつも「なんかいっつも、むかめが巻いたやつのほうが美味しそうに見えるし、実際美味しい。なんで?」と言われるのだけど、それは祖父のしごきと私の飽くなき巻き寿司(とくに細巻き)への執着の賜物である。
甥っ子が成長してからは、甥っ子たち用にお稲荷さんもこさえるようになったのが新しいこと。私が小さい頃はそういうのはなかった。食べたければ食べればいいし、食べたくなければ食べなければいい。けれどほかに何か用意はしないからね。くらいのものだった。
私は私のために1膳に満たないご飯と焼き海苔を用意し、好きな具を入れて「作ったものは自分で残さず食べること」とルールを決め、日夜、焼き海苔のストックがなくなるまで巻きまくっていたのだった。ときには祖母にお願いして焼き海苔を買ってもらっていた*1ことすらある。きれいに、美味しく巻くことを夢見て。
巻き寿司は食べるのも楽しいけれど、巻くのはもっと楽しいと断言。

*1:「けったいな子やなぁ。」と言いながら、今思うととてもよい海苔を買ってくれていました。やさしい祖母だった。