余韻

あさから歯医者。すぐ終わるとわかっていたけれど、びっくりするほどすぐおわった。夕方まで外。動いていたらそうでもないけれど、ジッとしているとシンシンと寒さを感じる季節になりました。今年の紅葉は早くて美しい気がする。歩いていても自転車に乗っていても、部屋から眺めても目を奪われます。
木版画を通して出会いがあるということ、とても嬉しいです。技法の話をするのも楽しいし、作品について話をするのも楽しいし、木版画が自分に何をもたらしたかという話を聞くのも楽しいです。
気持ちを落ち着かせるために版木を彫っていると、スッと楽になった。というようなお話を伺い、よかったなぁと思いました。何かしら慌てふためいたり、気もそぞろになったりしたり、考えがまとまらなくなったとき、一点に集中しすぎている考えや気持ちに風穴を開ける手段があることは大切なことだと思います。けれどそれは人それぞれだから自分で見つけなくてはゆけない面もあって、そういう時に木版画が鍵になるって「すごいな木版画!」「見つけられてよかったね!」と単純に思います。
ほかには木版画の手順(彫ったり摺ったりという)余韻を楽しんでいる。というお話も印象深かったです。いい表現です、余韻。
いろんなシーンで木版画の話を出来ること、さいこー。
ただ今の私はTIN展とカメDE Show!に向けて追い込み。と書きつつ、TIN展98%くらいの勢いでガシガシであります。金曜日の夜に搬入なのですが、なーんも、なーんも!できとらんです。必要書類やプロフィール制作なんて頭になーし!状態。作っては考えて、作っては考えて〜。一部、水張りをしたけれども、その中にあるもの…1点でも出すんだろーか。
そんななか、びびびびび〜〜〜!!と閃きを感じることがあり、一旦切り上げたチクチク再開。
写真はTIN展に向けて制作している版画の一部。版画制作も現在進行形。私のなかの「TIN」をクリアするのって、とってもとっても難しい!