マロニエ

京都にあるギャラリーマロニエ*1。長く制作を続けておられる作家の5人展。とにかく素晴らしかった!ギャラリーの空間にも圧倒されるし、各々の作家の力量や取組み方。いまここに生きていることに圧倒される展示でした。
もし私が10代や20代でこういう展示を前にしていたら、どう感じたんだろうか?と思う。きっと楽しんで『現代作家の作品を観るって面白い!』とワクワクしたに違いない。けれどその(10代20代だった頃の)私が、もし作家を目指して頑張っていたのだとしたら絶望していたのじゃあないかなぁ。
ある人がある生き方を選ぶ不思議。会う人、会う人に「どうしてそれを選んだの?」と聞かずにはいられない。ので、しょっちゅう聞いてしまうのですが、どの人もひと言では答えられないのがまた面白い。時間の集積が生き方なのだということなんだと思う。
今回の展示はさまざまな技法の作家さんが集まっており、素材の違いから来る力というのも楽しめました。その素材を通して作家というのが見えてくるほどに素材の持つ力というのは強い。
刺激を受けたのもちょっぴり。焦っているのがほとんど。の状態で夜に額やら版画をえっちらえっちら引っ張りだしてくる。額装しなくてはいけないのだけれど、この額のサイズでいいのか?と疑問に思ってしまった。どうしよう、あわわわわ。自分を持て余す時が来てしまった。
写真は私のバッグと三木さんにいただいたキーホルダー。あまりにマッチしすぎて同化してしまっている!!プラナリアキーホルダーもひっそりいます☆☆

*1:友人の三木陽子さんの展示を観に。http://www.gallery-maronie.com/exhibitions/space5/4105/