白と緑

写真は葉守でのヒトコマ。西宮市の阪急甲東園駅近くにありますヴェロニカのオーナーであられる森下道江さん*1の作品と共に。
私の搬入展示がラストだったので、葉守の室内には随所に森下さんの作品が仕上がっていました。それら作品を眺めながら私の木版画の展示位置を決めた場所が2カ所あります。どちらも「いい、とってもいいですよね。うれしい。ここしかない」と思わず声が出てしまったほどです。
今回の森下さんの作品は白と緑のモノトーン作品で、白花と(モチロン)緑が大好き。そしてなによりカッコイイものが好きな私は『こういう世界があるのか!!』と興奮してしまいました。愛嬌があったり、ユニークだったり、研ぎすまされるようであったり、パッとするようであったり、ギュッと緑が緑を抱きしめ合っているようであったり……感激。生花であるゆえの刻々と姿を変える儚さと、そうだからこそ植物から湧き出ている力強さにもハッとしてしまいます。お庭も見飽きないけれど、森下さんの作品もまた見飽きることがありません。
その感激してしまう作品と共に展示ができることが嬉しい。
今回の展示では「そうか…アートにはこういう表現の可能性があるのだな」と発見があります。とくに森下さんの作品と共に展示させていただけたことは、発見という言葉では足りない何かが押寄せ、灯火のようです。