右手熊手、左手土嚢袋

去年、今年となかなか(ぜんぜん!)かまうことができなかった庭。ここ数日は毎日のように降りて*1います。去年はできなかった落ち葉かき。今年は気合いを入れてするのだ。ただいま土嚢袋20袋は越した…まだ1/3は残っているはず…。まだ木には葉がついているので次々と舞ってくるし、気合いを入れるといっても「野庭」にしてしまう住人なので(おそらく傍目には)テキトーのはずだ。冬眠をはじめた生物はびっくりしているかもしれないけれど……私はがんばるよ。
5年ほど*2野庭を観ていて、つくづく思うこと。人の手が一度でも入った庭(や雑木林)のような場所は手をかけてやらないと、木々も土壌も(ようは全体が)どんどん弱ってしまうということ。小さな生態系の一部に人の手というのも組込まれている。樹木が陰ひなたとなり下草に影響を与えるように、私の手も庭にとっての陰ひなたになる。
かといって手をかけすぎることが大正解なのかと言えば、そうでもないこと。これは鉢植えを観察しているとよくわかります。水のやりすぎをはじめとするかまいすぎ、いじりすぎは、やはり植物を弱らせてしまうのです。
これらのことは何にでも、どんなことにも当てはまりそうな気はするけれど、庭という空間は目の前で繰り広げられることとしては空間が広く、また時間の経過に関しては長い目で観ることを求められるので、数年後に「ああ、そうなんだ」と深い実感を伴って迫ってくるように思います。庭の中の多くを支配する樹木が長生きだからでしょうか。
多少の知識があったとしても、それをよそに土地に根付いてくれる植物もあれば根付いてくれない植物もある。去年は元気いっぱいだった植物が今年は身を潜めている。心配をよそにしっかりと根付き個性をキラキラさせている植物もある。
今のところ「こうだろうな」と感じることは☆手をかけないことを良しとするのは決してしてはいけない☆努力が報われるのかといえばそうでもない☆やっぱり面白い…でしょうか。
我が家の植物は想像以上に(ほとんどが)グングン生長し、どこまでいくんやー状態(ハラハラ)。

*1:斜面地にあり、家は上にあるので「庭に降りる」感じなのです。

*2:だと思う