木版画講座1日目

JR甲子園口駅近くにあります、アートスペース萌芽さんにて☆(はじめての)木版画講習会☆デビューの日でした。ワクワクドキドキのなか、とても豊かな雰囲気の一日となりました。
木版画の教室はたくさんあるし、宣伝もほとんどせず、定員が3名という少人数制といえど、決してお手頃な参加費ではありませんでした。さらには私自身が絶対に譲れないと思っている条件?「絵はご自身で考えてきてください」というハードルがあったのです。
ハラハラドキドキ『気合いは山のようにあるけれど、誰も来なかったら…私ひとりで版画作ろう☆』だったのだけれど、蓋を開けてみると全日程定員に達し、申し込まれた方の熱意?と、参加者のみなさんのご好意によって、定員人数を増やす日も。それでもお断りする場合もあり、申し訳ない気持ちもいっぱいのなか、励まされるスタートとなったのでした。
初日の今日。
参加者さんが持参された絵を見ながら、どういう出来上がりをイメージしているか(していないか。想像できないか)。絵を木版画にした時、どういう可能性(楽しみ)が隠されているか。やりたい事があった場合、このまま進めてゆくと、どういう壁が出てきそうか。さぁ、その壁をどう楽しみましょう!
ひとつひとつの線を拾い上げて、木版画を通してじっくりキラキラを見つけてゆく事にドキドキです。
うーん、これを彫ったり残したりした場合どうなるかわからない。となったときは、「よし!と思うまで彫って、とにかく摺ってみたらいいですよ。摺ってヘンなところは彫ればいい!戻ってまた考えればいい。」
摺って彫って、摺って彫って。
私は彫りは一切手伝いませんでしたが、摺りは「じゃ、一度やってみますね」と……みなさんの版を摺らせてもらいました。あ〜摺るのたのしい。
きっとみなさん、あすは筋肉痛になることでしょう!
「彫ってると暑くなってくる〜。無言になる〜。」「ここの部分は残して、ここはもうちょっと彫った方がメリハリがでていいと思う」「この色だとファンシーすぎてつまらない」「この部分がとってもいい」「さっきのより、今回の方が色も摺りもいい気がする」「絵具をのせすぎた気がする」「あ、ばれんの持ち方はこうじゃなかった!!」うへぇ!素晴らしい感性。3時間でここまで…私は7年くらいかかったんだけどなぁ???
「版画作品ですから、家に帰ったらちゃーんとサインをして、額装して飾ってくださいねー。」
「☆☆☆☆☆サイン!わぁ、それ、すっごく嬉しいかも!」
参加者さんの前向きかつ、みんなで穏やかに楽しもうという気持ちに励まされ、嬉しいことをたくさん頂いた講座初日でした。