グーーーンと楽じゃない

なんとなく夏のキラキラを感じる写真です。うちの庭のブルーベリー。時々採りにいきます。
そんなキラキラとは裏腹に摺った一日でした。いつも摺るサイズより若干小さいので扱いはグーーーンとラク!のはずなのだけれど、この暑さに打ちのめされながらの作業です。作業中はエアコンも扇風機も切るので室温は35度、無風。うげげ。じんわり汗。ときどき汗が和紙に落ちそうになるのが恐怖!
区切りがいい要所要所で顔を洗い、一瞬スッキリさせて、水分補給や塩分補給をして摺り摺り。内容は薄墨も薄墨なので「乾いたら摺ったか摺ってないかわからないくらいになるんだろうなぁ*1」と思いながら。繊細な摺りをしたいと考えたので「ぼんやりした頭ではアカンよ」と自分に叱咤激励しながら。しんどかった!延長戦を戦った高校球児たちは偉すぎる。心のなかで『私もプレイボール!(摺るんだからボールじゃないけど)』と思いながら試合開始のサイレンを鳴らしています。
水性木版にはもっとも過酷な時期です。自分がそうだから(何故か)みんなそーだろう!と思っていたのだけれど、ある時、油性絵具を使う版画は夏の暑い時期が乾きが早くていいのよぉ(エアコンかけて作業できるからラクだし)…と聞いて、のけ反ってしまったことがありました。羨ましいを通り越して「なにいってるかぜんぜんわかんない。同じ世界の違う地域に住んでいる人くらいに思ってたけど、根本から違う世界に住んでる人が目の前にいた」という状況だったです。水性絵具を使用する版画のほうが少ないと思うから、それを考えると気が遠くなるのでした。
連日の暑さで疲れがたまってきます。木版画の彫りと摺りでストレッチが追いつかなくなっているのも大きいのかも。こんな時こそプロテインだ!と思いつつ不味すぎるから飲みたくないのが本音。私の場合は「超回復」というのを目的にしているので(すごい用語ですよね☆超回復☆)眠る直前に飲むのだけれど、寝ている間中お腹がクルクル鳴っていますし。
7月のからだのお稽古のとき先生に「(わたしの場合)夏場は体重の増減が激しくて気づかないうちに少しずつ体重が減っていることが多いんです。結果的に8月の終わりに(平均してゆくと)500グラム減っていた。というときの疲労感は大変なんです*2。なので夏だけは痩せたくないし、痩せないように食べ物はいつも以上に考えるし、きっちり食べるようにしてるけれど、それでも下降気味になるんですよねぇ…眠いし。ずっと眠いし。」と、ブーブー話していたら「タンパク質が足りてないんじゃないですか?」「…やっぱいざというときのプロテイン頼りですね(不味いけど)」「プロテインはあくまで補助食品ですからねぇ」「ですよねぇ、けどラクです。しんどい時はとくに(不味いけど)」なんてしゃべっていたのだけれど、連日の暑さに比例するように連日お魚とお肉を食べております。お魚がうますぎる☆☆とくにサバサンド(および青魚サンド)最高☆☆きのう食べた鳥の唐揚げも美味しかった。
きょうは花火の音がボンボン鳴り響いていました。淀川と神戸ですね。我が家はちょうど真ん中あたりにあるので両方のボンボンが聞こえます。花火自体は淀川がチラッと見えて*3、神戸はまったく見えません*4

*1:けどこの作業には意味はある☆と思っているので、それを確かめるため。もしかしたら徒労に終わるものもあるかもしれないという予感もあります。

*2:1キロになったら体調を完全に崩してますね。

*3:マンションで遮られるのでチラッ

*4:山で遮られるので。距離は神戸のほうが近いはずなんだけれど、山はすごい