まえかがみ

ずーっと前屈みのような状態(「猫背」だと思います)で作業をしているのだけれど、つらい。以前は猫背がラクだったはずだし、いまも猫背になりぎみだけれど……それでもつらい。おそらくいまは猫背がもっともラクな姿勢ではないのでしょうね。からだバキバキ。目しょぼしょぼ。そして猫背の姿勢がしんどいのと同様に作っているものもしんどいシーンに来ています。これをどうにか越えなくちゃなんねぇです。
踏ん張りどころだ!(いっつもそうだけど、いまは「踏んばるんだぞ」という自覚ありの踏んばりどころ)。
このまえのからだのお稽古でも「ちゃんと足で踏んばってください。足をラクさせないでねー」と何度も言われた。以前から時々言われる。言われるたびに「そうやった!」と、ハッとさせられる言葉です、私にとっては。
気を抜いたら(無意識のときは)めちゃくちゃ足の力を抜いて動くのがうまいと思うのです。気配なく動ける?みたいだし、足音をさせずに歩いたり走ったりするのは得意のようだし*1。相当歩いても疲れない。
きっと私にとっては必要なことだったので知らないうちに身に付けていったことなんだと感じるし、それはいいことでもあると思うのだけれど、いいことばかりじゃないんだとも思います。そのいいことじゃないのを言葉に表したら「ちゃんと踏んばる」が出来ないってことなのでしょう。力の抜き方やラクに動かすっていうのに特化しすぎて、雲の上は歩けるけれど、地に足をついて歩けないの。って状態なんだと思う。
すくなくとも私の動きに対して先生が「足をラクさせないで、ちゃんと踏んばる」と指摘するのは、とてもすんなり体に入ってくる言葉なのであった。体には入ってくるけど踏ん張るのはヘタ。言われて理解できたから動けるものじゃない。からだを動かすのは難しいとつくづく感じる出来事です。
ようはいまの私には身体も制作も意識的な踏んばりが肝心。

*1:昔からよく指摘されるのです。自覚はまったくないけれど!