西へ

春の海ひねもすのたりのたりなか…「そうだろうね」と言われそうですが、大好きな句です。蕪村がどこで詠んだのか諸説あるようですが、そのひとつである須磨方面へ。
きのうは東(淀屋橋方面)、きょうは西へ。
菜の花や月は東に日は西に…この句も神戸*1で詠まれたといわれている、春を詠んだ句でした。
塩屋の町に惚込み移住した友達の個展(木版画と木工)と塩屋と須磨の町を楽しむ。お腹の心配は相変わらずだったし、薄曇りではあったけれど、のたりのたりかなを感じる、のんびりとたのしい一日でした。
そして抽象表現のすごさに感動。抽象表現で感動する時って「ぞわっ」とすることが多いんだけれど、きょうはそういう感動ではなくて、のたりのたりかな…がぴったりな。そういう抽象もあるんだと発見したのでした。

*1:摩耶あたり。