わけわけ

写真はきょうのお昼ご飯。一緒に食べた方と「わけわけ」しました。私は焼きサンマ。同席者さんはチキンカツ。「どっちも食べたいからわけわけで」と、お店の人に頼んだら写真のように盛りつけてくださいました。とっても美味しかったです。小鉢の「いろいろ炊いたん」がめっちゃ美味しくて、やさしいお味で…理由を伺ったらお出汁が違ったのでした。お出汁…大事だわ。
きょうは(きょうも)色んな人とお話ししたのだけれど、静かに元気がでました。カメDE Show!や、それ以降のことも含め……木版画制作が思ったようにできなくて焦り、クタクタで、とにかく時間がほしいけど作れない!とセカセカしている自分に苛立ちを感じたりしているのだけれど…一瞬でもほしい時間を誰かと話す時間に費やしてよかったと思える一日でした。
何度も、いつも思っているけれど…木版画も作品制作も焦ってできるものでもないのです。けれど手を動かさないと決して進まないことでもあるので、手を動かせないままならなさに焦ることがあるのです。それはとってもドス黒い焦りだと思う。
そういう時、私はなんとなく自覚を持ちます。グーッとよくない圧力がかかって、あまりよくない場所に気持ちが入り込んでしまうような……けれど自分自身ではどうにも持て余してコントロールが難しい状況。ジッと耐えてやりすごそうと思えばやりすごせる*1のだけれど……なんらかのきっかけで肩の力がフッと抜けてくれることがあります。いい風が吹くというか、いい風を運んでくれるなにかがやってきてくれる。
それは誰かとの時間の共有だったり、本の中にあったり、目に入ってきた出来事や風景だったり…ありがたいことです。いつもそれに助けられてる気がしています。きょうは色んな方が、いい風を運んできてくれたように感じます。
決して明るい話でもなく、賑やかな話でもない。もちろん派手な話でもない。どちらかと言えば淋しさややるせなさを内包している瞬間があったかもしれない…それらは私にとって親しくしたい事柄であるように感じながら、お話を伺い、私の思っていることを言葉にしてみたり。
帰宅後、夕飯の用意をして食べて、それから摺ったけれど……ガチガチにかたまった肩の力が抜けていることを実感。おもしろいものです。

*1:かなりしんどいので、心身ともに何かが奪われてゆくのは避けられない。