圧倒

6日にアップ☆東京に行ってまいりました。写真は板橋区立美術館の出入口。三浦太郎さんの作品のアーチをくぐると絵本原画展の世界へ。
板橋区立美術館さんへは初めて足を運びましたが、雑木林に囲まれ、近くには滝があったり、大仏があったり、ちょっと足を運ぶと美味しくてユニークなパン屋さんがあったり…ステキな場所でした。
本日からはじまったイタリア・ボローニャ国際絵本原画展のレセプションへ。懐かしい(といってもたった4ヶ月弱前)方と再会したり、作品を鑑賞したり、ご挨拶したかった方と「あわわわ」となりながらお話したり、できなくて残念&反省したり……いいかげん「あわわわ」も飽きてフツーに話せたらいいのだけれど。
だいたいは(こっちはいつも通りじゃないほうがいいんだけれど)ポツン*1としていました。ポツンといろいろ考えていたというか(むしゃむしゃごはんを食べながら)。
三浦さんがデザインされた入場チケットや特別展が刺激的でした。たんじゅんに「あぁ、おもしろくてすごいなぁ」と思ったり、子どもには(大人よりももっと)ズドンとストレートに伝わるものがある気がすると感じたり。
今回は入選者全員、全作品(各5点)の展示だったので、ボローニャでは拝見できなかった作品も鑑賞できたのは嬉しかったです。5点眺めることによってまったく印象が変わったものもあれば、より深く届いたものも。そして会場、照明などの違いによって観えかたが大幅にかわったものもあり。私はやっぱり鑑賞することが大好き。
感激したり、考え込んだり、うーん……と思ったり。いろいろだった。会場では(ボローニャで受けた)インタビュー映像が流れていた*2のですが、ほかの入選者のインタビューを聞きながら「ウンウン」とちょう頷いたり、「あの時、そういうことを感じていたんだ」と感じ入ったり、本当にイロイロだったのだけれど……自分の映像をみながら『あほか…』と思いましたです。そして「そんなこと喋ったの……寸分足りとも記憶にない」という内容も。記憶にないことに驚き。おそろしいです。撮直しなし*3、どういう質問がくるかわからない。というインタビューだったのだけど……不思議な感じがしました。ぶさいく〜&『あのときは歯の矯正してたなぁ。』なんてことを頭のすみのほうで考えながら観ている今現在の私も『あほやねぇ…』と思ったのでした。
夜、宿に帰って図録を読んだ*4のだけれど……わからない。どうして私が選ばれたのか、本当にわからないです。版画のコンペ等でもそうなのだけど、いつも私はわかってない。続けることによって、水性木版や版画、絵本のことを考えたり、なにかわかること(そしてさらにわからないこと)を見つけるしかないんだろうな…そうできたら、いいと思う。

*1:ポツンとすることは平気というか、むしろリラックスしているので……これは平気じゃないほうがいいと思う。

*2:編集あり

*3:たとえ、何度、撮直しをされても上手に喋ることは不可能だと思うので、一発本番でよかったです☆

*4:審査員の言葉など、かなりページをさかれて掲載されているのです。