すみたい

私は行く先々で「あ〜ここに5年くらい住みたいなぁ*1」と思う方です。転勤族の知人が羨ましくてなりません……知らない土地の話を聞くのは面白いし、私の転勤族友達はみーんなその土地を愉しみまくっている人達ばかりだからというのも大きいかも+聞き手はすぐ住みたくなる病を患っているのだから「羨ましい!いいな!」という結論に達するわけ*2です。
そんななか、従姉妹が金沢に行くようだ…という情報はなんとなく知っていたのだけれど、会って話すと5年は住むのだとか。しかも憧れの転勤族。定期的な引っ越しだけじゃなくて大変なことも多いだろうし、従姉妹は99%不安みたいな感じだったけれど…楽しいこといっぱいあるよ。イヤなことよりよっぽど多いよ。と心から思います。
けど…捉え方は性格の違いとか生き方の違いかもしれない。従姉妹に「去年、私のことをブログに書いてくれて嬉しかった。植物とからめて書いてくれていた」と言われたので『ぜんぜん覚えてない*3』と帰宅後探してみました。なんだ…一年前に従姉妹と話したことと、きょう話したこと…全然変わってないんですけど??たぶん2年前でも3年前でも…1年後も変わってないだろうね、あはは!と大ウケするくらいに。
従姉妹は*4きのう、私の話をはじめて耳にするかのように感心しながら聞いていて、私は『この話はずっとしているつもりだけど、全然届いていなかった。どう話せば従姉妹の心に届くんだろう……いつも従姉妹の目の前で立止ってる感じがする。』と考え考え話したことと根っこは一緒。
これが違いなのかな。一生、わかりあえないことなのかもしれない。もしかしたら瞬間的にわかること(もしくはわかり合えたと思うこと)があるかもしれない。違う形でわかっているのかもしれない。おそらく従姉妹も気づいているだろうと思うけれど、もし彼女と私が従姉妹でなければ友達にはなっていなかったと思うし、こうやって色々話す出会いにもなっていなかったと思う。そう考えると従姉妹という在り方はなんて不思議な巡り合わせかと感じる。風穴のようだ。
こういう不思議さと、ちょっとした淋しさと、自分は自分でしかないものね!というあっけらかんとした感じが…数年のサイクルで住む場所を変えることと似ている気がする。そして面白いと思います。
きのう従姉妹の口から聞いた一番衝撃的なことばは「わたしネガティブなんかな」でした。いえいえ、ちょっとビックリするほどポジティブ。言葉の意味☆間違ってない?*5と断りを入れて、どれほどポジティブかを(従姉妹になりきって)演じてみせました。彼女は大笑いして私の迫真の演技?を見ていたけれど、それはちょっとは通じたのかな?
写真は上野動物園でのヒトコマ。すっごい勢いで太もも?を掻いてます。目にも止まらぬ腕の動かし方にキュンキュン。

*1:1年でもいいし、3年でもいいし、気に入れば一生でもいいのだけれど、常套句のように5年と言っています。

*2:この前はお酒の席で「私、少なくとも1年は留学したい。希望は南米です。うん、南米、とくにチリがいいな。アルゼンチンもいいかもですが…やっぱりチリがいいです」とブツブツ言いまくったけれど、相手の人は「本気だな。てきとーに言ってないな」と理解してくれて嬉しかったです。

*3:ブログに書いたことのほとんどは覚えていません。書きなぐっているわけではないけれど、鮮明に覚えるほど入り込んだら毎日ブログなんてアップできない!

*4:演じていてくれていたのかもしれないけれどさ。

*5:そもそもネガティブ。ポジティブで表現すること自体が違うよーな気がするし。