できないこととできそうなこと

2ヶ月近く「どうするのがいいのかな」と考えあぐねていたこと。もういい加減こたえを出さねば…。内容は、どういうお礼をするのがいい?ということでした。
「ええ!私なんかにこんなによくしてもらっていいの!?」ということ、けっこうあります。思いもしなかったことで、そういう時はなかなかお礼状も出せなかったりする始末。考えてしまう。だって、どんなに考えてもしていただいた以上(もしくは対等)のことって…でいないのです。
ギブアンドテイク、50/50、持ちつ持たれつ、借りは返す…いろいろ言葉はあるけれども…ほんとうにそのようになることって……困難ですね。仕事でも困難だ。相手と私は違う存在なのだから。同じ存在だったとしても人のなかには様々な「わたし」があるのだから。
こういう時、きょねん行ったラオス(ブランパバン)での一風景を思い出します。頭ではわかっていたことだけれども、ひとりの僧侶がいとも簡単に*1、見逃してしまいそうなほど自然にしていたこと。自分が受けた(いいこと?)ことを、誰かに渡す。
もう、それしかないんだよな……って感じることが多すぎ。わたし、ラッキーなんだと思う。
その僧侶とは一瞬の出会いだったし、お名前も年齢もどういう生き方をしてこられて、これからどういう生き方をして、どういう哲学を持っておられるのか……なにひとつ知らない。そして私の存在を知ることもなかったでしょうけれど……師と仰いでいます。仏教に帰依するわけでもなく、その僧侶個人が師。

*1:すくなくとも私にはそう思えた