覚書

きのう一日とひと晩考えて、あさ一番から「がんばって」みました。足が震えたし、手も震え、声も震えていたと思うけれど、ここで負けてたまるものか!……誰に負けるって「自分に負けてなるものか!」
わたしはだいたいいつも*1「迷ったときはしんどい方」を選択しているのだけれど、けっこうしんどいなぁ。もうダメかも…と思う時だってある*2。けど、そういう時はさらに「わたしはわたしが妥協したものにはなりたくない、そうでしょう?」と冷たく自身を突き放したりしています。
今回は何度も自分を突き放して挑んでみたのでした。結果的によかった、とても。絵本という存在を考えることにもなるし、木版画制作について考えることにもなり、それ以外にも色んなことを考えるきっかけになったと思う。
ハッとすることを言われ、反論をしたり、持論を述べたりもしたけれど、仰っていただいたことに対して自然と腑に落ちている自分もいて、心地よい違和感を得たように思う。けれど今は心地いいけど、これから先悩み苦しむだろうな……おそらく一生。面白い。
その後、友達の友達*3☆あやさんと合流。待合せ場所に行ったら、すでに到着しておられてすぐにわかった!新聞を読みながら待っておられたけれど、遠くからでもわかった!見たとたん思ったこと『あぁ、佇まいが米原さん*4に似てるな…*5「私が今まで出会った中で一番の才女」と言われるだけある。なるほど、ひと目でわかったよ☆ちかちゃん*6』。
いろいろ助けていただこうと思っていたのだけれど、私の力不足で「助けてほしい具体的なこと」がまったくなくって申しわけなかったのだけれど、あやさんとお話しできたことは得難い経験だった。
ゆっくりは話せなかったけれど、共通の友達のちかちゃんの話や音楽の話*7。絵の話、その他。
こういう人を私が独占めしてはいけない!と、ブックフェアで知合った人たちにいっぱいお引合せして交流を深めてもらったのだけれど、誰もがあやさんに一目惚れ!って感じで(さっき会ったばっかりの私が)「素敵な人でしょう」って胸を張っていたのでした。
ブックフェアは明日まであるけれど、私にとっては今日が最終日*8。盛りだくさんの一日を過ごして夕方には街へ。
工藤あゆみさんの個展のオープニングに参加して、作品を拝見し刺激も受ける。ポラロイドカメラで撮影したものを素材にした作品群で光を感じた。風化するような、新しいものが生まれるような……とても素敵だった。あゆさんの新しい一面を見た気分。
ボローニャ最後の夜*9☆も地元料理を。むかめ☆ボローニャ名物☆トルテンティーニ食べてまーす。

小さい写真は「いつも通っていた道」。ショウウィンドウ越しにお店を眺めまくっていて、お店の人に顔を覚えられるまでになりました☆☆たった3日の滞在で、しかもほとんどフィエラ会場にいたけれど☆☆

*1:冷静に考えてそうじゃないこともあるけれど。

*2:実際にダメだったことだっていっぱいある。

*3:友達に「絶対に助けてくれるから!」とご紹介を受けたお人

*4:故・米原万里さんのことです。

*5:あやさんを紹介してくれた友達が

*6:友達の名前

*7:あやさんはチェリストです。

*8:27日の昼には帰国の途につくので

*9:(たった3泊だったので「アッと言う間」)