沁込む

写真は木版画の裏っかわ。絵は表にあります。水性木版は和紙に絵具が沁込んで、裏にも絵が出てきます。和紙の厚さや中に入っているもの、絵具の具合、バレン圧などで出方は違うけれど「しみこんでいる」感じ、フと見たときにキレイだなぁ…と思う時があります。裏のほうが遥かに雰囲気がいいんじゃない!?と感じる時すらあるくらい。
きょうは朝も早くから道具の準備をして、歯の矯正に行って、帰宅後摺って、休憩、摺って、休憩…ブログ。一日(矯正には行ったけれども)摺ってばっかり☆嬉しいな。けれど朝一番の摺りが「………摺りはうまくいったけど、絵としてはどうなの。わかんない」ようなものが。午後に見たときは「いい」と思って、さっき見たときは「うん…」と思って。いままでにないことをして、それが自分の中で腑に落ちていないのかもしれません。あすの朝はどう感じるのでしょう。
きのうの段階で「もう、めちゃくちゃいい感じ。」だったのです。なので冒険しようと思ったのでした。