線がみえる

あさから延々と*1摺りました。その人の意図を汲み取って「こうしたかったのじゃないかな……もしかしたら」と考えながら摺るのって難しいです。彫るだとか、摺るだとか、そもそも絵を考えるだとか……かなり色々考えさせられます。
私自身のことを書けば「ここは、もっとザラッとした感じでやりたかった」「この部分はビシッと摺りたかった」「これは……わからないですね。こんな風にできたのか…って感じ」「彫りが気に入ってない」なんてことをポンポン言うタイプだと思います。これからも同じようにポンポン言うとは思うけれど、今回の経験を通して、なんだか心の内は変化する気がしています。
なにがどういうふうに。とは言葉にしづらいのだけれど、『よくもわるくも今までの私ではいられなくなるんだろうなぁ…』と同時に『この部分を大事にしているのだ、私は』なんて気づいたり、感じたりしたのです。譲れない部分はここにあったのか……という線がハッキリ見えたような。後づけの理屈はつけられますが、どう考えても『そういう気がする』としか言いようがありません。
そしてきょうは夕方から外に出てお食事。写真はお食事どころに行く風景。左は友人を通して「はじめまして」を果たすことができた☆からだのお稽古友達。右はこのブログにしょっちゅう出てくる☆からだのお稽古の先生*2。俊ちゃん先生とは知合って丸1年。月1でお会いしてますが、はじめて私服姿を見ました。いつも動く用の服(ウェアっていうの?)だから、私服もそーだと思っていたけれど………ぜんぜん違ったのでした!ちょう可愛い上着☆わたしもそれほしい。羨ましかったです。
月に1度、からだのお稽古をしていただいているけれど……ちょっと番外お稽古を頑張ろうかなと思っているところ。私は「ランニング部」と言っています*3。いままでの人生を振返ると……1キロ以上走ったのは2度だけ*4です。そもそも走らないです。そんなわたくしがランニング部。自分で自分に笑っちゃいますが、この一年で「ちゃんと歩けるって凄いことだな」と感じたことがランニング部に繋がっています。
ランニング部へ参加するにあたり、私がした質問は「どんな靴で走るんですか?」と「どんな格好で走るんですか?」と「参加はしたいけど、恥ずかしいんです…」だったと思います。
「お稽古のときの格好でいいですよ!」と言われて、戦慄しました。ランニング部は現地集合現地解散。お稽古着で電車に乗って、お稽古着で帰るの?私のお稽古着は「ウェア」ではなく、ヨレヨレボロボロの「部屋着」なのですから。
ランニング部に入部しようとしている、むかめ。の今後に乞うご期待ください☆☆

*1:私の版木ではなく、知人の版木を。

*2:ガッシリした体型の中高年の先生。をイメージしておられる方が多いようなのだけど、俊ちゃん先生は私より2つ年下で(服を着ていたら)スラッと見える人なのでした。

*3:先生は「ランニングサークル」と言っている。

*4:「1キロジャスト」が1度。それもカウントに入っています☆