食パン

きょうは夕方まで彫ったり、カメやメダカや植物の世話の世話をして、それから外へ。梅田は人でいっぱいでした。
火曜日まで阪急うめだ10階☆GALERIEさんで開催されている企画展〜inside out〜に行ってきたのです。
solusの椿みすずさん三木陽子さん☆☆☆アートの底力を感じさせる(作家その人が出ている)ギラッとした作品。不思議と日常に溶込みそうな作品。持つ人を選ぶだろうな…でも運命の出会いがあるんだろう、この子(作品)が持ち主を選ぶんだろうと思う作品。(ほとんど売約済みになっていたけれど)とってもよかったです。ジーンとしてしまったし、圧倒されてあまり言葉が出なかったのでした。まさしく「作品」と言うのがふさわしいものばかりでした。
写真は三木さんの作品、食パン。いいわぁ……壁にも掛けられます。私の目には作家の持つ根本のようなも、荒削りだけれど繊細な輝き、なんとも言えない柔らかさのようなものが見えます。三木さんの作品は白黒の世界で構築されているのですが、そこにはたくさんの色や想いが込められているようにも感じられます*1。陶器なのに(であるがゆえにでしょうか…)ねっとりとした温かさを感じます。三木さんとじっくりお話したことはないけれど……三木さんが陶を選んだ理由、なんとなくわかる気がする。それにしても、いいです。食パン。
私の木版も白黒の世界なんだよなぁ…と、いま気づきました。刺激を糧にしないとね。これから先、食パンを眺めるたびに「原点」について考える私がいる気がします。

*1:ほんとうは洪水のように色が見えてしまう人で、それゆえに白黒の世界に強く惹かれるのかもしれないと感じたり。