あたたか

一日、大阪&京都。暖かい一日でもありました。そして朝から晩まで良い出会いに恵まれました。よく喋ったし、よく本も読んだし、よく食べた。写真は一週間ほどまえに食べた、たいやきです☆これもおいしかった。
今年にはいって気持ちも実際にもバタバタしています。きょねんの夏前頃、あるところで「……(私の感覚では、けっこうな時間沈黙)……めまぐるしく色んなことがあって、気持ちがついていきません……」とスピーチ?*1したことがあります。それが今もズッと続いているような感じです。
それら*2は私が望んだことでもあるのだけど、不思議です。なぜなのかな…って思います。たとえば、ちょっとしたことでお声がけしていただけるとか、真剣に話をしてくださるとか……私相手になんでかな?って。ありがたいことじゃ、刺激になる。よしって気になる☆と思いつつ、不思議。
そして、不思議な気持ちと同じくらいの量?で思うことは『私は不器用なんや…めっちゃアカンねんや』ってことでした。今までは、とびきり器用でもないけど、とびきり不器用でもないと思っていたのです、ずっと、自信満々で。
けれども残念ながらとびきりの不器用だったのでした。ひとの期待に応える方向で制作する器用さを全然持っていないのです。もう本当に出来ないし、出来ないことを(時々。場合によってはとっても)気にしつつも「できひんもんは、できひん。」という結論に達します。けれどもそういうことも良しと思ってくださる人や、そうでない人に恵まれて、チマッとその場所にいられる不思議さ。不思議で不思議でたまらないし、その不思議さのなかに身を置けてラッキーです☆
きょう、はじめて出会った作家さんと、孤独や淋しさについての話になりました。デザインの仕事はチームだから全然孤独じゃないけど、作品制作は孤独よね…というような内容。あ、それはよくわかるなぁ…でした。孤独を作品に込めているわけでは(ぜんぜん)ないけれど、そういうのが入り込んでしまうことはあるかもしれません。そういう中から作品は生まれるのだから。
帰りの電車でぼんやりと考えたこと。それぞれが抱えている孤独があって、なにかの拍子に私の孤独を「面白いな」「腹が立つほどいらつくな」「よくわからないけど、いいな」となにかしら感じてくださる人がいるんだったとしたら……ほんとうに不思議で楽しい。

*1:マイクを持って大勢のまえで話したのだから、スピーチと言って問題ないと思います。

*2:バタバタとできる状況に恵まれること。大型版画の展示等は自分ひとりで出来るわけではなく、求められてこそ出来るというのが大きいので。